こんにちは。作業療法士でテニスが大好きなかっちゃんです🦍
今日は、アナトミートレインという概念を解説していきたいと思います。
アナトミートレインの解説の中でテニスとどの様な関わりがあるのかをお伝えできればと思います。
さて、アナトミートレインってなんぞや?って感じですよね。
筋肉は筋膜という物に包まれており、線路(筋膜)と駅(骨や靭帯など)を介して連結しており、ダイナミックな動作の中で連動的な筋活動を引き起こせるようになっている
というのが大まかな概要です。
山手線や中央線、小田急線みたいに筋膜にも路線があって始発点と終着点、はたまた乗り換える駅(骨や靭帯など)があるのです。
この筋膜たちが重力に相反する様に張力を保つ事で骨が私たちが普通に生活している様な形の配列を保ち、人としての構造を作り上げているのです。
これをテンセグリティー構造って表現しているんですけど結構難しいのでこんな物だと思ってください泣
それでは、筋膜の路線を紹介します。
(以下引用:Thomas W.Myers:アナトミートレインー徒手療法のための筋筋膜経線第3版)
①SBL(Superficial Back Line:スーパーフィシャル・バック・ライン)
②SFL(Superficial Front Line:スーパーフィシャル・フロント・ライン)
③LL(Lateral Line:ラテラル・ライン)
④SPL(Spiral Line:スパイラル・ライン)
⑤AL(Arm Line:アーム・ライン)
⑥FL(Functional Line:ファンクショナル・ライン)
⑦DFL(Deep Front Line:ディープ・フロント・ライン)
以上7路線あります!いや!多い!首都圏か!って感じですよね笑
これら1つ1つに役割や特徴はありますが、結果的に何をやっているのかというと
重力や3次元的な重心移動によって生じる体重とそれに対する重力加速度(第2の慣性の法則)に対して運動を連鎖させて人間が活動を効率良く行える構造体として保つ為に働いているのです。
ただ、電車と言うことは乗り換えをする様な大きな駅があります。
例えば新宿へ行こうと思います。しかし、とある事情で山手線が止まってしまいました。そうするとどうなるでしょうか?新宿駅のホームは人で溢れ返りますよね?振替輸送とかあると他の路線も混み始めます。
こんな風に筋膜連結の中にも大きな駅があり、上記の7つのうちのいくつかが重なっている駅があるのです。
たくさんの路線が重なった駅(骨や靭帯など)はそれだけ負担も大きくなります。もし、ストレッチなどのケアをせずにいると硬くなってしまい、連動的な筋収縮を止めてしまうのです。ホームが人でいっぱいになってしまうのと同じ感じです。
そうすると他の路線へ人が流れていき、他の筋膜ラインの筋負荷を増やしてしまうことがあります。
なので案外「肩が痛い」「腰が痛い」という悩みでも直接的に肩や腰に要因があるのではなく、少し離れた大きな駅(骨や靭帯)が混雑した事で人が余計に流れる(筋肉への負荷)がかかり、結果的に痛みが生じる様な間接的な要因も考察出来るのです。
次回の記事ではSBLの特徴と混雑しやすい駅(骨や靭帯)を紹介して、余裕があればケアの方法を紹介できればと思います。
最後までお読み頂きありがとうございました!🦍







今作業療法士を目指しているものです。
返信削除いろいろ不安だらけです。😢
なにか作業療法士の面白い裏話などあったら聞きたいです!!
これからも更新楽しみにしてます!